母娘の通い同居生活にバテまして……寝不足解消のため時間割変更しました。

母と娘と当事者研究

こんにちは!

通い介護のミドルケアラー(母の付添人で代筆者、家政婦でマッサージ師、一人娘)で、ひとり当事者研究者(いこ専門家)のいこです。

母が最初の入院を終えてからのおよそ2週間を、母の家に泊まり込み、母の生活リズムに合わせ、母とべったりの通い介護(というより通い同居生活)をしていました。

その間、新たな自分に出会うなどうれしいことも。

ですがその反面、軟弱者のために暑さのせいかちょっと息切れ……。

また、自分の時間のあまりの無さに僅かながら不満も感じ始め……。

(以前投稿した『通い介護が始まり―――ケアラーの負担を考える|家族の健康と調和』は、この2週間の通い介護が一段落した直後に綴った文章です。同様の内容について綴っています。よかったらこちらも読んでみてくださいね。)

今回は、そんな私と母の通い同居生活のお話しです。

母との通い同居生活に、寝不足続きでバテる

ステージ4の大腸がんでオストメイトとなった母のリズムに合わせ、母の意向に沿った形で母と私の通い同居は始まりました。

(これまでの経緯については、過去の記事やプロフィールを読んでみてくださいね。)

母は入院中は朝8時に朝食を食べていたといいますが、ちょっと遅かったと不満をもらし、7時を希望―――はいはい、仰せの通りに。

10時のお茶は無しでいいよ―――うん、わかった(よかった……)。

3時におやつね―――はいはい。

夕食は7時くらいでいいよ―――いや、6時で!



夕食が遅くなればその分、恐らく母の就寝時間も遅くなるでしょう。

早寝の私にとって、人に付き合って寝るのが遅くなるのはけっこうなストレス、なだけでなく体へのダメージが……。

起床時間は朝食の時間が決まっているため固定なので、寝るのが遅くなるということは睡眠不足に直結します。

だいたいこの時間割では、時間通り進んでいたとしてもすでにやや寝不足なのです。

これ以上睡眠時間を削ることなどできません!

ということで何とか阻止。

母を説き伏せ、夕食は6時に。



私同様10時前からウトウトし始める母にとっても、悪い話ではありません。

食事は就寝の3時間前までに済ませているのが、質のいい睡眠にとって重要だといいます。

母はすでに睡眠障害(中途覚醒で夜間頻尿、早朝覚醒)に悩まされている身でもありますので、これ以上睡眠の質を落とすような習慣をつけてしまうのは避けたいところ(実は私も程度の差こそあれ母同様の睡眠障害があり、睡眠の質をどうしたら上げれるだろうかと常々考えていたりします)。

6時~6時過ぎに食べ始められれば、7時までには食べ終わります。

そうすれば10時就寝がちょうどよく、夕食の時間もちょうどいいといえます。

寝かしつけ、寝かしつけられ

毎夜、母を寝かしつけるまで(寝る前によくマッサージしてあげてます)、または、「もう寝るね、いこももう行っていいよ」という母のお達しが下るまでは母屋に留まり、母と同じ空間で時間を過ごしています。

母は日中より夜の方が腰が痛むことが多く(がんの影響のようです)、なるべくよく眠れるように寝る前にマッサージしてあげるのが習慣になりました。

ですが、抗がん剤の効果なのでしょうか、幸いにも最近では痛がることが減り、「今日はいいよ、もう寝るね」とさっさと一人で寝てくれます。

それでも結局、離れに行くと毎晩の習慣である夫への長電話によって、11時過ぎまで起きていることになります。

睡眠時間をより長く確保したいなら、電話より睡眠を優先させることが正解なのでしょうが、私にとって大事な息抜きの時間、楽しみの時間になっているので、睡眠時間が減ったとしてもこの電話をかけないわけにはいかないのです。

ひとしきり夫と楽しくお喋りしながら睡魔の到来を待ち、「もう寝るね、おやすみ」と寝入る満足感(私が母を、私は夫に寝かしつけられているということです)と、その後の睡眠によって、その日1日の心と体のダメージが回復されているのです。

そのお陰で、翌日もまた笑って過ごせる―――はずでしたが、寝不足のためか、そのダメージは日々僅かながら繰り越されてしまっていたようで……。

母が化学療法(抗がん剤治療)を開始するために入院したあの日とその前日に、その蓄積されたダメージがついに……(この日のことは後ほど)。

理想の睡眠時間

これまでの母娘の通い同居タイムテーブル

 5:30 娘の起床(中途覚醒で尚且つ早朝覚醒の母の起床は今の時期(夏)は5時頃のよう)

 7:00 朝食

12:00 昼食

15:00 おやつ

18:00 夕食

22:00 母の就寝

23:00 娘の就寝


一般的に、理想の睡眠時間は8時間といわれていますよね。

ですが、実際には個人差がある。

あなたの理想の睡眠時間は何時間ですか???

私の理想の睡眠時間は、7時間半です。

細かいことをいいますと、生理のときは9時間。

8時間くらいじゃ眠くて眠くて……生理のときって泥のように眠くなりますよね。

生理でもないのに、とにかく眠くて眠くて気絶するのではないか……、起きているのがしんどくてしんどくて横になりたくて……もうダメ……だけど、それでも眠るわけにはいかず自分の顔をペチンペチン叩きながらなんとか耐え凌いでいるようなことがここのところ幾度かありました。

完全に寝不足です。

6時間半寝ていれば十分という人も少なくないかもしれませんね。

ですが、必要な睡眠時間は人によって違う―――繰り返しになりますが、私の理想の睡眠時間は7時間半です(以前、好きなだけ眠れる生活の中で見出されました)。

母の要望通りの時間割で生活していると、私の睡眠時間は6時間半となり、1時間足りない。

この寝不足が私の元気と笑顔を徐々に蝕んでいくのです。

大袈裟なようですが、何日も続くと少しの睡眠不足も体に堪えてくるものです。

しかも、この暑さ。

体力に元々自信のない私のような軟弱者には、猛暑だというだけで過酷過ぎるのに、しかも寝不足。

ついに母の入院前日、私は軽度の熱中症となってしまっていたようで、ぐったり……。

それでも母の入院の準備はしなくてはいけません。

入院に必要な物を買いにいかなきゃですし、荷造りしなきゃですし、食事の支度、片づけ、お風呂掃除もしなきゃいけない、それから母にマッサージもしてあげたいし……と、してあげたいししてあげなきゃいけないことがてんこ盛りで、その日は特別寝る時間も遅くなり、それでも起きる時間は5時半で―――入院の付き添い時はもう体力も限界に近づき、フラフラになってました。

我慢する母に我慢ならなかった

お察しの通り、私はすぐに根を上げるタイプです。

一般的にはあまり褒められた性格ではないかもしれません。

ですが、我慢することがそんなに偉いことなのでしょうか?

母は我慢に我慢を重ねた結果、大腸がんは見過ごされ続け、ついに発覚したときにはすでにステージ4になっていたのです。

昔、母は私によく言っていました。

「我慢が足りない」

「我慢しなさい」

「どうして我慢できないの!?」

いつの頃だったか、私は母に言ったことがあります。

「我慢して何かいいことなんてあった???なかったよね!?」

あの頃の私は、母を批判したくて、責めたくて……つまり、我慢してばかりの母に我慢ならなかった。

私は我慢を重ねて体を壊すなんて嫌だって、今も昔も思ってきました。

小さな頃から虚弱体質でちょっとしたことで体調を崩すことが多かったからかもしれませんが、一番は、母を見ていたからなのでしょう―――我慢ばかりして、弱々しく不幸そうな母を。

私は自分を大事にしたいです。

母にも自分を大事にして欲しいです。

これまでずっと、そう思ってきました。

そのせいで、説教臭くなってしまうこともよくありました(いえ、未だに、ときどき……)

小さな頃からずっと。

でも、叶わなかった(人を変えようとしても無理な話ですね)。

とにかく、私だけでも自分と母を大事にします

(自分を大事にするということはとても大事なことですよね。自分を大事にすることについては機会を改め、じっくり書いてみたいです)。

寝不足を解消し、母娘の無理のない通い同居生活へ

このくらい大丈夫だろうと高を括っていたのです。

ですが、それが祟ってついに体調を崩してしまった私。

これまでのやり方に無理があったことを認めざるを得なくなりました。

ということで、時間割を見直すことに。

私の希望の母娘の通い同居タイムテーブル

 6:30 娘の起床

 8:00 朝食

12:00 昼食

15:00 おやつ

18:00 夕食

22:00 母の就寝

23:00 娘の就寝


起床時間を5時半から6時半に変更しました。

このタイムテーブルなら私が理想とする睡眠時間、7時間半の睡眠時間を確保できます!


「お母さんは何時だっていいよ。

私が時間割の変更を提案しようと考えていることを、母は察していたのでしょうか。

化学療法のための入院期間が終わり、退院してきたばかりの母は、自分の希望通りに家事をこなしていた私を労わってくれているようです。

「本当に何時でもいいの?

「いいよ。もう出かける予定もしばらくないし。」

「じゃあ、朝ごはんは8時でもいい?」

「8時は遅くない!?」


母の何時でもいい、何でもいいは、何時でも、何でも、よくないのです。

ですが、入院中の朝食は8時だし(同じにする必要は全くないのですが)……、その前にお腹が空くなら何かスープでも用意しておくから……だから、8時にしない?と食い下がる私。

「お腹空かないし何も用意しなくていいよ。8時でいいよ。」


母に無理がないことを見守りながら、私たちの朝食は7時から8時に変更されました。

私のスマホのアラームも、晴れて5:30から6:30に変更。

ですが、6時半のアラームを聞くことは今までに1度しかありませんでした。

ここのところ10時を待たなくとも母はすんなり寝てくれることが多く、私の就寝時間も以前よりも少し早くなり、寝不足はそれだけですでにある程度解消されるサイクルに変っていたのです。

ということで、朝食は7時半前後に用意されています。

仲良く、両者の希望の中間に落ち着いたことになります。

これからの母娘の通い同居タイムテーブル

 6:00 娘の起床(遅くとも6:30までに)

 7:30 朝食(遅くとも8時までに)

12:00 昼食

15:00 おやつ

18:00 夕食

22:00 母の就寝

23:00 娘の就寝


トライアンドエラーを繰り返しながら、母と私が最も心地よく感じられる通い同居生活の暮らしのリズムを探っている最中です。

ちなみに、最近は母の家に居ながらにして(もちろん、これまで通りの家事一切をしながら)、自分時間を設けられるようにもなりました。

ということで、まさに今、母の家の居間にてPCを開き、この文章を綴っています。

そんな母娘の生活について、今度はここ最近の1日のルーティンや食事内容について綴るのもいいな、と思っております。

それから、母のために2拠点生活送る母の猫ねこの生活のことも。

母の家に1ヵ月ぶりに帰ってきたねこ。母のベッドか箪笥の上でひっそりと寝てばかりですが、料理していると匂いにつられて顔を出します。ねこも母娘の食事内容に興味津々(というより単に食べたい)。お母さんもねこも、たくさん食べてね。

最後までお読みいただきありがとうございました。


今日は母のがんサバイブ78日目で、化学療法(抗がん剤治療)の2週間の投薬期間が終わった後、1週間の休薬期間の最終日。

1クール目の投薬では、目立った副作用は出ることなく、無事終わりました。

明日から2クール目に入ります。

この後も穏やかな日常が続きますように。

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