母がステージ4のがんだと宣告されたあの日と余命|がん家族の気持ち
母がステージ4のがんだと宣告されたのは、今から62日前のこと。その一週間前に行われた大腸内視鏡検査の直後すでに、がんであることは間違いない旨を伝えられていたので、私も母も母が大腸がんであることは組織検査の結果を聞く前からすでに分かっていました。ですが、まさかそのがんが「ステージ4」だなんて考えもしなかった。急を要しているような、深刻そうな先生の口調から、母のがんがそれほど浅いものではないことは察しがついていましたが、それでもステージ2、悪くてステージ3、どうかステージ3まで達していませんようにと祈る思いで私はいたのです。ところが、実際は私の予想をはるかに飛び越え「ステージ4」だということが告げられます。